お財布に優しく、焼きたてが最高!「簡単に作れる節約パン」レシピ集
「毎日のパン代を節約したい」「焼きたての美味しいパンを食べたいけど、手間はかけたくない」そう思っていませんか?
パン作りと聞くと、ホームベーカリーや複雑な工程を想像しがちですが、実は手軽な材料と身近な道具だけで、驚くほど簡単に、そして格安で美味しいパンを作ることができます。
節約パン作りの最大の魅力は、市販のパンを買うよりも圧倒的に材料費が安いこと、そして焼きたての香りに包まれる豊かな時間です。特に小麦粉、イースト、水、塩といった基本材料は安価なので、工夫次第で1個あたり数十円の超低コストで作ることも夢ではありません。
ここでは、ホームベーカリー不要で、誰でも気軽にチャレンジできる「簡単節約パンレシピ」を厳選してご紹介します。
1. 【究極の時短】「発酵なし」で作る超速もちもちパン
パン作りで一番時間がかかるのが「発酵」の工程です。この発酵を省く、あるいは短縮することで、あっという間に焼き上がる「時短パン」は、忙しい日やパン作り初心者さんのお宝レシピです。
レシピ①:ホットケーキミックス(HM)で作る!フライパンちぎりパン
強力粉ではなく、ホットケーキミックス(HM)を使うことで、計量や生地作りの手間が大幅に削減できます。
材料(作りやすい分量) |
ホットケーキミックス |
絹ごし豆腐 または プレーンヨーグルト |
牛乳 または 水 |
マヨネーズ |
ピザ用チーズ、ツナ缶、コーンなど |
<作り方>
ボウルにホットケーキミックスと**豆腐(またはヨーグルト)**を入れ、ゴムベラで混ぜます。
生地がまとまりにくい場合は、**牛乳(または水)**を少量ずつ足して、耳たぶくらいの硬さに調整し、手でひとまとめにします。
生地を5~6等分に丸め、クッキングシートを敷いたフライパンに並べます。
表面を軽く押さえ、マヨネーズと具材をトッピングします。
蓋をして弱火で8分〜10分焼き、焼き色がついたらひっくり返してさらに5分ほど焼けば完成です。
【節約ポイント】
ホットケーキミックスは特売品を狙うと格安に。また、イーストやバターを使わない分、材料費が抑えられます。豆腐やヨーグルトで生地を作ることで、もっちりとした食感になり、満足感も高いです。
2. 【究極の低コスト】基本の材料だけで作る「混ぜて焼くだけ」パン
特別な材料を一切使わず、小麦粉、イースト、水、塩といった基本の材料だけで作るパンは、1個あたりの材料費が最も安くなります。
レシピ②:混ぜて放置!「こねない」シンプルパン(フォカッチャ風)
本格的なパンは「こねる」作業が大変ですが、このレシピは**「混ぜて放置」**するだけで、小麦粉の旨味が引き出されたパンができます。
材料(作りやすい分量) |
強力粉 |
水(ぬるま湯) |
インスタントドライイースト |
塩 |
砂糖 |
オリーブオイル |
<作り方>
大きめのボウルに強力粉、塩、砂糖を入れ、ざっと混ぜます。
ぬるま湯にドライイーストを溶かし、オリーブオイルと一緒に粉のボウルに入れます。
ヘラやスプーンで全体がなじむまで軽く混ぜるだけ(粉っぽさがなくなればOK)。
ラップをして暖かい場所に置き、1時間〜1時間半ほど生地が2倍になるまで待ちます(一次発酵)。
発酵後、生地を優しく丸め直し、クッキングシートを敷いた天板にのせます。
指で表面にくぼみを作り、岩塩やハーブを振りかけ、180℃に予熱したオーブンで15分〜20分焼けば完成です。
【節約ポイント】
バターや卵を使わないため、材料費は強力粉とイーストが中心で、圧倒的に安価です。パンの風味は、強力粉の質やオリーブオイルで決まるため、シンプルな材料費で本格的な味わいが楽しめます。
3. 【応用自在】お惣菜パン・菓子パンも節約仕様で
基本の節約パン生地をマスターしたら、家にある安価な具材を加えて、お惣菜パンや菓子パンにアレンジしてみましょう。
アレンジレシピ:安価な具材でボリュームアップ!
アレンジパンの種類 | おすすめの節約具材 |
ツナマヨパン風 | ツナ缶(水煮缶や特売品)、マヨネーズ、玉ねぎのみじん切り(少量) |
あんパン | 茹で小豆缶(砂糖控えめのものを選ぶ)、きな粉 |
メロンパン風 | ホットケーキミックスで作ったクッキー生地を乗せて、表面にグラニュー糖をまぶす |
チーズパン | ピザ用チーズ(業務用の大袋がお得)、乾燥パセリ |
<具材を乗せる時のコツ>
生地を発酵させた後、ガス抜きをして成形する際に、具材を包み込んだり、乗せたりするだけでOKです。具材は加熱前から乗せてしまって大丈夫です。
節約パン作りを成功させる3つの裏ワザ
強力粉の選び方: 製菓材料専門店ではなく、**スーパーのプライベートブランド(PB)**の強力粉や、特売品を狙うと、大幅にコストダウンできます。
イーストの保管: ドライイーストは開封後、湿気に弱いため、密閉容器に入れて冷蔵庫または冷凍庫で保管すると、長く鮮度を保ち、無駄なく使い切れます。
発酵の裏ワザ: 暖かい場所がない冬場は、電子レンジの扉を開けて、その庫内にお湯を入れたマグカップと一緒に生地を置くと、適度な温度と湿度で発酵を助けてくれます(電子レンジの機能は使いません)。
手作りのパンは、焼きたての美味しさはもちろん、市販品にはない安心感と、何よりも大きな節約効果が得られます。ぜひ、基本のレシピから試して、あなたのお気に入りの「節約パン」を見つけてみてくださいね!